まどマギ漫画






杏子がマミさんにちょっかい出す漫画。

ほんとはあのドリルに手首突っ込んで「ドリルアアアム」ってやらせるつもりだったけど、マミさんが痛がりそうなんでやめました。




多分このあと、「マミー、うんこー」って毛束を持ち上げたところでティロ・フィナーレされるに違いないよ!

もっペリの漫画を描いてみた

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=21439373



というわけで冬の予行演習用にもっペリの漫画を描いてみましたですよ。


ピクシブにだけ上げてるんですが、ログインしないとみれないんだっけこれ。






もっさんはミーナに散々甘えて、他の隊員は散々甘やかして、という描き方をするとおいしい。…完全に男としてみてるね。


しかしもっさんに甘やかされるって妄想はドキドキするな!あの声で「おいで」とか言われたら大抵の娘は落ちるぞ!やだもっさんたらジゴロ!甲斐性あるのに甘え上手なジゴロ!萌える!こりゃミーナが手放さないはずやでぇ…





作品の中で1、2を争う不幸体質のペリーヌが、少しでも報われるような話を描いてみたかった。あの娘、他人のために身銭を切るか、自分を痛めつけるかしかしないんだもの。



宮藤と出会ってガラリと変わったトゥルーデと違って、ペリーヌはまだまだ突っ走りすぎだと思う。ガリア解放の後でリーネと一緒に復興支援をしていたはずだから、リーネからいい影響を受けているはずだけど…







ストライクウィッチーズという作品は妄想が立ち入る隙間が非常に大きい。登場人物をどう絡ませたら面白いのか、劇中の史実と絡めてどんなエピソードを入れたら大河ドラマになるのか、どんなネウロイを出せば戦闘が盛り上がるのか。


たとえ501が主役でなくなったとしても、代わりを務められるキャラクター、舞台は沢山ある。既に声もついたキャラが沢山いる504、濃い奴らばかりの502、小説展開中のいらん子中隊。



ただ妄想をしているだけでこんなにも楽しい作品というのは稀有だ。そして妄想をし続けられる作品というのはさらに希少。作品としての完成度が高ければいいというものでもない。まどかは物語の情報がみっちりと詰まりすぎて、キャラの絡み以上に妄想が立ち入る隙がない。



同人誌でやった杏子とマミの出会いの話も、ドラマCDで補完されてしまった(フェアウェル・ストーリー。これを聞いて頭を抱えたのは言うまでもない)。







同人漫画というものを描きはじめて、作品に対する新しい視点を得たと思う。
ヒット作の要因は作品単体の完成度だけではないのだ。いかにファンが盛り上がり続けることができるか。いかにファンの妄想を掻き立てる隙間があるかということだ。







てなわけで前哨戦は終った。本腰入れて冬の本のプロットに移ろう。

冬コミ





申し込んだ!




今回たまたまネタが自分の中にあったもので勝負します。…時間ないんで。

そう、劇場公開を来年に控えたストライクウィッチーズ

中でもみんなのお姉ちゃん、こと「ゲルトルート・バルクホルン大尉」の本を出す予定。受かれば、だけど。




今まで触れてませんでしたけど。大好きですこの作品。ピクシブにはもう漫画乗っけてたりするのです。




作品の魅力もまとめてみたいんですが、とりあえず今回はここまで。冬までは短い。時間がないぞ…

夏コミのお知らせ 8/13(土) 東"N"-18b

えーギリギリの告知になります。
昨日が締め切りで締め切りきっかりに原稿が完成しました。



タイトル 「もう一度出会うために」


ジャンル 魔法少女まどか☆マギカ 杏マミシリアス本
     B5 32P    
頒布価格 500円




マミさんと杏子の馴れ初めってどんなだったのかしら?という妄想ストーリーでござい。







今回の制作、ほんっっっとうに大変だった。

製作中にPCのグラボがお亡くなりになり、モニタが映らなくなり、急遽ペン入れをアナログに切り替え(未経験)…。頻発するトラブルと読めない制作時間、そもそもPCがきちんと戻ってくるかどうかすらわからない。そんな状況で
のたうちまわりながらもどうにか完成。


ええと、実際痩せすぎて(やつれすぎて)体調を崩しました。



新しいことに挑戦したら、印刷所に「原稿にモアレでますけどよろしいですか?」だそうで…もう泣きたい。


でも今までの漫画よりはクオリティが高いと思う。掛け値なしに(キリッ





というわけでお時間ある方は是非立ち読みしに来たりしませんか?

コミケ80 サークル参加終了

自分の参加する2日目が終了しました。


なんだか去年の冬コミに出たときよりずっと、人の数が大きく感じたんですが実際参加者数は減っていた模様。いつもってどれだけいらっしゃるのん?とぽかん。



もう駅に降り立ってからも人、人、人!開会してからもいたるところに人、人、人!猛暑の熱気とあいまってそこら中むんむんしてましたが、肝心の自分は徹夜明けと朝昼抜きの低血糖ぶりで意外と涼しくすごした…









なんてことはなかった。





まどかの力か、コミケの魔力なのか。思いもかけず多くの方に本を拝見していただきました。そして実際安くはない本を購入していただいた。

イベントに出展する度に思いますが、参加者の皆さんの熱意、作品への愛情には脱帽の一言です。



こんのくっそ暑い中を列に並び、噴出す汗をもろともせずに本を見に来てくれる。購入してくれる。それに対して畏敬の念、というと大仰に聞こえるかもしれませんが、まっすぐに感謝と尊敬の念を覚えずにはいられなかったのです。




当サークルのブースにお立ち寄りくださった皆様、本当にありがとうございました。








あとイベントはいろんな方と出会えるので毎度楽しいです。
いつもネタが、作品が、二次創作の品格がーとか脳内でぐっだぐだに悩んで産みの苦しみを存分に味わう自分ですが、当日のこの空気を謳歌した瞬間、いそいそと次のサークル参加申し込み表を買って帰るのでした。

魔法少女まどか☆マギカ 総括(11話、12話感想)

実はこのブログ、まどかの感想を10話まで書いて、それ以降放置してました。



なんとなく、書こうとしては躊躇してを繰り返していた記憶があります。そうこうしている間に同人誌の内容を考えねばならない時期がきたりして。



というわけで、11話、12話というくくりではなく、総括としてこの物語の感想を書きたいと思います。


ネタバレを含みますのでこれ以降は気をつけて下さいな



































/結末



まどかは神様になって世界を作り直してしまいましたとさ。



と、単純に表現するにはこの結末は色々なモノを包含しすぎていると思うのです。いわゆる「セカイ系」といった言葉に代表されるような、自分対世界(という名前の自分以外)で完結した狭い世界とは明らかに異なると思うのです。






そもそも、まどかがこの結末を選択できた一番の理由は、ほむらが類稀な精神力の保有者であり、まどかのためにと世界を繰り返してきたからです。これはまどかが魔法少女になる因果を強めましたが、同時に彼女の行使できる力を大きく、強くしていきました。



もう一つ、大きな要素があります。それがまどかの母の存在です。
まどかは母によく相談し、父に母の生き様を説かれてきました。ほむらによって契約を妨害されている間、じっくりと考え、悩むことができたのは母との良好な関係があればこそなのです。



最後の一つは、杏子の存在だったんじゃないかと個人的には思います。
さやかを救うために、たとえ見せ掛けの希望でもそれに向かって戦う彼女とのやりとりは、まどかの心に大きく爪痕を残したのではないでしょうか。




物語の初め、まどかは自分のことをひどく卑下する女の子でした。


まどかが魔法少女と関わるようになってからの短い間に、多くの人間との出会いがありました。そこから生まれる教訓(と単純に言い切ってしまっていいのかはわかりませんが)が、見違えるほど彼女を成長させました。傍目には、ただ泣いてぐずっていたように見えたかもしれませんが、その時間を与えられたからこそ、まどかはあの選択をすることができたのだと思います。

多くの人々との関係性こそが彼女を変えた魔法だった。


それこそがエンディングテロップに出た英文の真意であり、まどかだけではない、視聴者にも向けられた力強い言葉だったのではないでしょうか。





/ 「魔法少女まどか☆マギカ」という物語の位置



小規模ではありながら、週刊誌などジャンルを飛び越えて特集が組まれ、視聴者を引き込んで行ったこの物語。



どこぞの人は「00年代エロゲの総括」だとか、「ゆるくて無気力な00年代アニメーションへのカウンター」だと一面的に過激なことを言ってますが、一理はあってもそれ以上はないなという感じがします。





00年代のクリックゲームはループネタや平行世界ネタを好んで使う作品であるほど、作品世界が奇抜すぎたり、登場人物の関係性はきわめて希薄な作品が多く、プレイヤー同士の盛り上がりも小規模かつ閉鎖的なものが多かったというのが正直な感想です。


虚淵玄の作風というものは、バッドエンドが多いということを抜きにしてしまえば、かなり普遍的な要素の多い作家です。外画を見ているような、単純な構成とわかりやすい台詞構成が魅力です。


マブラヴなど、一部の例外を除いて、まどか☆マギカを00年代のエロゲ達と同じ路線に置くのは筋違いというか、そもそも狙う層が違っていると思います。



新房演出でマニアくささが増幅されてるのは否定しませんけど。







多分00年代アニメのゆるゆる…てことで宮台さん(言っちゃった)の言う相手はけいおん!だったりするのかな。

まどかはどちらかっていうと関係性に主眼を置いた物語なので、けいおん!なんかとは反発するどころか親和性が高いと思ってます。ドラマCDサニーデイライフなんかまさにゆるアニ一直線ですしね。ひだまりまどっちって名前で1クールやりませんか?






これだけ多くの人(といっても規模はそこまで大きくない気もします。なんと言っても深夜アニメだし)に受けられる原因がもっとあるとすれば、デザイナーや画面作りに女性が多く関わっていることも重要なんじゃないかと。

単純に虚斑脚本の魔法少女アニメというだけでは、画面が暗く重くなりすぎて、アニメ版ファントムの二の舞になったのではないでしょうか。


魔女の空間や、まどか達の生活の、冷たさと華やかな色使い(ディスク版マミさんの部屋など)が交互に現れる画面構成は、視聴者へのまちを大きく取ることに成功していると思います。



…最近ピングドラムが露骨に女の子女の子な画面演出になってておもしろいんですけどね。









/もろもろ感想


やっと、少しだけ、幸せそうな虚淵に出会うことができた。




ファントム以来のファンとしては感無量です。ジャンゴだけやってないんですけど。鬼哭街沙耶の唄、フェイトゼロと悲しみに泣かされまくってきただけに、今回の結末は素直にうれしいんです。



アニメのシナリオなので、ゲームや小説に比べればより多くの人々作るわけですから「バッドエンドでした」、ではすまないんでしょうが。彼のバッドエンドを書かざるを得ない作風を否定するのではなく、それを乗り越えてこのエンディングにもっていってくれたということがまた素晴らしい。





もっともっと幸せな虚淵玄が見たいですけど。それは、また、いつか。あと何十年くらい経ったら見られるかしら。楽しみにします。







…てなわけで感想も書いたし、コミケ2日目ご来場なさる方は是非当方のブースに立ち寄ってください。なんなら雑談しましょうぜ。